帰還

出発

さて、Hornetはバッテリー上がり気味なんだった。昨日の暑さでファ ンが回りすぎたせいかなー。もしかしたら高輝度タイプのバルブのせいか もしれない、と思って、バルブを予備で持っ て行った通常タイプに戻しPhoto 、さらに念 のため昼の間しばらくはバルブへの電源供給を切っておくことにした

ちなみに狩勝高原キャンプ場のテントサイトはこんな感じPhoto。炊事場には 密かにコンセントがあって、トイレも水洗で、混雑してなくて、結構条件 はいいのだが、入口付近が砂利道なのがマイナスポイント。オフローダの ひとは関係無し。

狩勝〜南富良野〜日高

8時前にキャンプ場を出て狩勝峠を越えて南富良野へ。狩勝峠は日勝峠 と違ってどこも平均して広くてきれいで、交通量も少ないのでこっちのほ うが快適。南富良野で国道からそれて金山湖畔を走ってR???に出た。さら にサクサクと快調に走って日高のセイコーマー トPhotoへ。ここに着いたのが9時前だというのに太 陽が痛いほど暑い。今日もか…。

日高〜千歳〜支笏湖

ゆっくり1時間程日高で休んだあと8/8とは逆 のルート(R237〜道道131〜74〜59〜10)千歳まで戻り、そこから千歳〜支 笏湖線で支笏湖を目指した。この道路の両脇は深い森で、背の高い木が生 えているのだが、所どころそこに生えている木の名前が看板に書いてあっ た。「ハルニレ」の看板があったときは、去年見に行った豊頃のハルニレ の木を思い出した。他にも色々な木の名前の看板があり、「トドマツ」、 や「カラマツ」、「アカマツ」なんてのが結構多かった。ん、カラマツ?

おそ松の〜ズボンをカラ松が履いて〜♪

今日の頭の中のテーマ曲は「おそ松君」に決まってしまったらしい…。

美笛峠〜道の駅

千歳辺りからずっと食える場所を探していたのだが、美笛峠を越える まで店らしい店は全くなく、結局道の駅まで来てしまった。ここの道の駅 「フォレスト276大滝」は「1億円のトイレ」とかで有名らしい。実際入っ てみたら、笑っちゃう程豪華でなかなか快適ではあったのだが、トイレが 建物二階の一番奥までいって更に階段を戻る方向に下ったところ、という 非常にアクセス性の悪いところにあるので、御年寄りなどが入ろうとした らものすごく疲れちゃうと思う。ありゃだめや。

中のレストランで遅い昼飯。大滝村の名物はキノコだということなの で、「キノコカレー」を食べた。んー、普通。飯のあとでまだ1時半。暑 い。一番暑い時間帯。もう室蘭の近くまで来てしまっているので、ちょっ と涼しくなるまで時間を稼ごうと40分くらい休憩。

洞爺湖

さらに遠回りして伊達に出ようって事でR276をそのまま進み洞爺湖を 北側回りで越えることにした。このあたりはちょっと車が多くて涼しくも なくいまいち。R230にでたらさらに車が多くなったので、国道からそれて 洞爺村方面へ。ちょうど武四郎坂という洞爺湖が見える展望台があったので休憩Photo

去年は洞爺湖の東岸を通ったので今年は西岸を通ることに。ツーリン グマップルでは敢えて「狭くてカーブが多い」と書いてあったのだが、お そらく東側とあまり変わらないのではと思って通ってみたが、めちゃめちゃ 恐かった。というのも西岸道路はかなりの部分が湖と直接隣接しているの だ。さらに西岸を南下するときは道路の湖側を走ることになり、かつガー ドレールも無く地面に等間隔に埋め込まれた30cmほどの高さのブロックが 点々と散在するだけなので、

さあ湖に落ちて下さい

と言わんばかりの道路なのだ。1秒でもよそ見しようものなら湖に吸い 込まれて行きそうで恐かった。にもかかわらず回りの車のペースは速い…。

昭和新山〜伊達

緊張の洞爺湖西岸を通り抜け、R230を避けるように道道にはいった。 たんに伊達市街へ裏道で入ろうかなと思っただけなのだが、道道沿いから 昭和新山Photo を間近に見 ることが出来てちょっと感動。地球は生きている。

道道をそのまま進み、長流(おさる)川を越えたトンネルの先で右折、 道なりに左に曲がった次の交差点で右折。これが伊達のミスドへの行き方 だ。勘が当たってぴったりミスドの横の道に出た。ナイスカン♪ 気分良 くミスタードーナツに入る。もちろん時間潰しのため ^^; ジュースだけ でたっぷり1時間以上メイルの読み書きで粘っていたらおねーちゃんが何 故かジュースを下げて代わりに水を出してくれた ^^;; 親切なのか、追い 出されたのか? ま、他に客いなかったから、暇すぎて余計に面倒見てもら えたんじゃろ。

伊達〜室蘭

さ、骨吉のバッテリーもかなり回復したようなのでここで配線を元通 りにして実験。おお、ライトオン状態でも元気にセルモーターが回る。きっ と大丈夫。良かった。海沿いの道で伊達市街を抜けてからR37に戻り、そ のまま室蘭へ。白鳥大橋が見えると

帰って来ちゃったよー

と、故郷でもないのに思ってしまう。終わっちゃうねえ。そういや去 年は北海道の地面から離れてフェリーに乗るのが惜しかったのう。

フェリーポート

去年のフェリー乗り場待合室Photo は直江津行きが猛烈に混んでいたのを覚えている。が、 今年はどこもかしこも大混雑! 室蘭〜大洗は割引のせいで爆発気味! ぬ おー。乗船手続きを済ませたらサクっと テンポップに行って夕飯にしようと思っていたのに

バイクの人は20時に一度バイクを船に乗せた後で船から出て、
一般乗客と一緒に21時に乗船して下さい

と言われた。なぬーなぬー。二度手間。ゆっくり歩いてテンポップに 行けないやん。悲しい。しゃーないので3階のレストランで夕飯。ぴらふ まずかった。飯の後2階乗船口広場に来てみると青森行きのフェリー乗船 口が、すごい行列Photo。なにゃこれ。これだけ混んでると二等和室も場所指定 されるから並んだって全然意味が無いってのにみんな阿呆や。後から乗船 したって同じだっての。その辺に座ってりゃええのにねえ。とはいっても 椅子も全部埋まっていたのでわしらはその辺の床に荷物を広げて座ってい た。そしたら、知らないうちに大洗乗船口の待ち行列が出来ていて、わし らはその前のほうに座っていることになっていた。あれ?

よっしゃ早めに乗船できる!

並んでも意味無いっちゅーの ^^;

フェリー

去年はフェリーに乗るのが名残惜しかった。しかし、今年はあまりの 混雑で、「はよ乗りたーい」と感じた。寂しいのう。帰りのフェリーは少 し小さめの和室。隣の寝床は誰もいなくてその隣が中年のおっちゃん。な にやら友達がこの部屋に集まって来て、何をするかと思ったらつまみを広 げて酒盛り! おお、なんてこったい、別の部屋でやってくれよおおー、と 思ったのだが、

異様におとなしい酒盛り

なのだ。ぼそぼそと「この蛸はうまいよ」とかつぶやいてるだけで、 しばらく飲んだら全員ロビーかどっかに行ってしまった。えらすぎる! わしらも風呂入ってチューハイ飲んだらあっというまにぐっすり。

翌朝。去年のフェリーではずっと寝てた気がしたが、今年はあまり疲 れていないのか、10時頃起きた後はずっと眠くならなくて起きていた。同 じ部屋に泊まっていた人も知らないうちに別の場所に行ってしまったよう で、かなりのびのびくつろぐことが出来た。

18時、着岸間近なので自動車・バイク運転者は車両甲板に下りるよう に場内放送があった。行きでは早めに下りて排気ガスでムンムンとする中、 長時間待つことになったので、今回は少し遅めに下りて行った。なんと今 日はトラックのコンテナだけ(つまりエンジン無し)の集団の中にバイクが あるではないか…。これじゃコンテナを全部下ろすまで待ってなきゃいか んのか…と思ったら、

「じゃあバイク出て!」

っておい、どうやって出るねん…? コンテナの1mほどのすき間から出 ろだってさ。ってそのすき間真横やん。FireBladeを5回ほどせ こせこ切り返しをしてなんとかすき間をくぐり抜けることが出来た。さら にそのあと試験場での走行試験やらされてるかと思う峡路通過をこなして ようやく大洗港に出た。

「お、涼しい…」

去年は大洗に下り立ったときの蒸し蒸し感が耐えがたき辛さだったの だが、ことしは北海道が暑かったので全く違和感無し。立ったときの気分 は悪くないが、これもまた寂しい。北海道での最終日だけ暑くならんかな…

大洗〜横浜

こんな部分、書いてもしょうがない砂。適当に。

ひそかに大洗にどくたが迎えに来ているので はないかという気がしたが、さすがに来ていなかった:-) (後で聞いたら 仕事が早く終わったら本当に来るはずだったという、おそるべし!) 直接 国道に出ると混んでいそうなので県道を抜けて石岡から国道に出ようとし たのだが、迷いまくって1時間以上県道から抜け出せなかった。地図に無 い道も走ったような気がする。

石岡の夢庵で夕飯の後21時に常盤道に乗った。首都高に入るまではス イスイ。ところが首都高で臨時工事を数箇所でやっていたためその都度長 い渋滞に遭遇した。むー。それだけで時間かかったのに、湾岸線で川崎大 師方向に入る分岐が分からず、大黒埠頭のほうまでいってしまい、

気が付いたらベイブリッジを走っていた…

困り。思いっきり道を間違えていることはバレていなかったようだ。 なんとか第三京浜に入ると強い雨が断続的に降って来た。げー。最後の最 後でびしょ濡れなのか? と思ったら港北ICで下りてからはそれほどでもな く、表面的に濡れただけで何とか24時に自宅に無事到着。走りまくった 北海道ツーリング1999も終了。無事で良かったね。うむ。

総走行距離: 約3460km