村の鎮守

村の鎮守の神主が
おみくじ引いて、申すには
いつも、日川は勝ち、勝ち、勝っち勝ち
それ勝っち勝ち。

ほんとに勝った。夢のようだ。3年前はスコアボードに広瀬とか地元臭の強い名前が並んでいるだけで感動したが、今年はキャプテン広瀬君がホームランを打ったり、3本塁打の4-2で勝って感動。

相手は箕島。小学生の頃、箕島高校が好きで、尾藤スマイルもよく見ていた。星稜との熱闘も興奮しながら見ていた。さらに校歌の出だしと結びの部分が格好よくて「りんれつのいきー」とか少し口ずさめる程度に覚えていた。今でも。

初回、ピッチャー山田君のホームランが飛び出た。これまで全く情報を知らなかったが、山田という苗字で190超えの身長って言ったら、バレー部だった山田さんの息子さんかな。だいたい山田という姓は峡東地区にはあまりないし、あの体型は……。って思って調べたら大正解。

知合の息子さんが他にもいるかもしれない。と思うと色々な思い出が駆け巡る。心が17歳に戻る。3年前と違うのはtwitter上で、全国各地の日川卒業生の一言を共有できて、大樹の一葉となった感じがより一層強かった。

そして勝利の瞬間を迎えた。ソ連も崩壊し、ドイツもいっこになってしまったが、日川があの箕島に勝ってしまった。時代は変わるのだ。 twitter見てたら、今日から日川ファンになったというのを結構見掛けた。はい、特別天然記念物みたいな公立学校ですよ。各都道府県に1、2校はありそうだけれども。